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コツコツ続けるということ
―続けられない自分を責めない考え方―

関村心理カウンセラー

2025/12/1

「よし、今度こそ続けよう!」と心に誓ったのに、気づけば手が止まってしまう。「やる気はあるはずなのに、なぜか進めない…」そんな自分にモヤモヤした経験はありませんか。

実はこれ、多くの人が抱えるとても自然な心の反応です。目標に向かって走り出した直後はワクワクが大きく、行動しやすいもの。でも続ける途中には、成果が見えにくい「変化の少ない時期」が必ず訪れます。まるで煮物が味をしみ込ませている最中のように、外側からは何も進んでいないように感じられるのです。

そんな時期に不安や焦りが出てきて、「やっぱり向いていないのかも」と諦めてしまうこともあります。このコラムでは、そんな“続けられない自分”を責めずにすむ考え方や、前へ進むためのヒントをお伝えします。

1.最初のやる気はどこにいったのでしょう?

あなたは「続けること」が得意なタイプでしょうか?それとも、途中で飽きてしまったり、やる気はあるのに急に足が止まってしまったりするタイプでしょうか。

「今度こそ目標に到達するぞ!」「ようやく、本当にやりたいことを見つけた!」

そう意気込んでスタートする時、私たちの気持ちは100%、成功の未来に向かっています。はじめの一歩を踏み出した瞬間は、まさか途中で飽きてしまうなんて、これっぽっちも思いませんよね。

ところがしばらくすると、だんだんとスピードが落ちていくのを感じはじめます。あれほどロケットスタートを切ったのに、気づけばのろのろと蛇行しはじめ、胸の奥に小さなつぶやきが生まれます。

「ちょっと疲れてきたな……」「もしかしたら、別のことのほうが私に向いているのかも」「そういえば昔あきらめたあれ、またやってみようかな……」

そんな思いが重なると、気づけばスタートした目標から離れてしまい、「やっぱりこれって、本当にやりたいことじゃなかったのかもしれない」と、自分に言い聞かせながらやめてしまうことがあります。

 

……実は、私自身も何度も同じ経験をしてきました。では、なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

2.コトコト煮込む=「続ける力」

さて話は少し変わりますが、寒くなってくると、私は豚バラと大根の煮物を作りたくなります。

作り方はとてもシンプルです。

 ①大根は2cm幅の半月切りに。豚肉は3cm幅に切る。

 ②鍋に大根と豚バラを交互に重ね、水と調味料を入れ中火に。煮立ったらあくをとり、弱火にする。

 ③蓋をして40分煮込む。

 ④味を整えて完成。

①②の段階では、「料理をしている」という実感がありますよね。包丁の音、具材を入れる動き、鍋から立ち上る湯気が見える……それらはすべて「行動している感覚」を与えます。

では、③の段階はどうでしょうか?

私はほとんど何もしません。鍋が吹きこぼれないようにときどきのぞくくらいです。景色も作業も変わらず、ただ“待っているだけ”です。

でも──この「変わらない時間」を理由に、「豚バラ大根を作っていない!」「このままじゃ完成しない!」と言って、鍋の火を止めてしまう人はいるでしょうか?

ほとんどの人はそんなことをしませんね。

なぜなら私たちは知っているからです。“見た目には変わらなくても、鍋の中では確実においしさが育っている”ということを。

3.目標に向かう道も同じことが起きている

私たちが何かに挑戦するときも、豚バラ大根を煮込む工程とまったく同じことが起こります。

スタート直後はやる気に満ちあふれ、タスクも多く、進んでいる実感があります。新しいノートを買い、計画を立て、道具をそろえ……ワクワクが止まりません。

でも、その後に訪れるのが「③の時期」。外からは変化がまったく見えない、同じことの繰り返しに見える時間です。

 

たとえば、何か新しい習慣を始めてみようと思ったとき。

日記を書いてみたり、SNSで発信をしてみたり、毎日部屋を整えるようにしたり、ストレッチや筋トレを始めてみたり。

最初のうちは「よし、続けてみよう」と前向きな気持ちで取り組めます。でも、しばらくするとこう感じることがあります。

「これって意味があるのかな?」「こんな小さなことを続けていて、何か変わるのかな……」

家事や仕事、子育てに追われる毎日の中で、自分のために続けていること、将来のために続けていることが本当に役に立っているのか、ふと分からなくなる瞬間があります。頑張っているはずなのに、何も変わっていないような気がしてしまうのです。

 

同じことは、日々の学びや資格取得でも起こります。参考書を開き、毎日30分だけ勉強しても、昨日と今日で劇的に変化があるわけではありません。“理解が深まっている実感”がない日もあります。

でも実は、これも立派な「③:コトコト煮込みの時間」そのものなのです。

 

そして、人間関係も同じことがあります。誰かとの信頼関係は、一度の会話で急に深まるものではありません。挨拶をする、小さな気遣いをする、相手の話を丁寧に聞く。その一つひとつは小さすぎて、「これで何か変わるのかな?」と思えるほど地味です。

でも、そうした積み重ねがあって、“安心して話せる関係”という味がじんわり染みていきます。見た目は変わらなくても、確実に関係性が育っている時間です。

 

日記を一日書くたびに気持ちが少し整理され、SNSを一回発信するたびに投稿が積みあがり、部屋を少し整える度に心が軽くなります。また、参考書を1ページ読み進めるたびに基礎力が積み上がり、大切な人へ一言声をかけるたびに信頼が少しずつ深まっていきます。

少しずつ、少しずつ、味が染みていくように未来が形づくられていきます。

鍋の中で大根が徐々にやわらかくなるように、あなたの取り組みも確実に前に進んでいます。

なのに……この「変化が見えない時間」のせいで、「全然進んでない気がするから、やめようかな」と思ってしまうのです。

4.あきらめそうなときに思い出してほしいこと

あなたが目標に向けて進んでいるのに、景色が変わらないと感じることがあるかもしれません。でもそれは、決して止まっているのではなく、

「完成までの一番大事な時間に突入している」

ということなんです。

何も変わらないように見えるときほど、あなたの努力は静かに未来を育てているのですね。

鍋の中の大根と同じように、あなたの毎日の小さな行動は、確実にやわらかく、深い味わいを帯びてきています。

火を止めるのは、あと少し我慢してからで大丈夫です。その先にはきっと、あなたが思い描いていた「完成の瞬間」が待っています。


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