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香りは心のアルバム
―記憶をよみがえらせるアロマの不思議―

関村心理カウンセラー

2025/11/16

例えば、オレンジの香りをかいだとき、ふと「昔のあの夏の日」を思い出すことはありませんか?

口いっぱいに広がるさわやかな甘み、あの日の風鈴の音、誰かの笑顔、給食の時間の光景――そんな場面が、一瞬でよみがえってくる。

それは偶然ではなく、脳が香りと記憶を深く結びつけているからです。今回は、「香りが記憶を呼び起こすしくみ」や、「アロマを使って心を整える方法」について、私自身の体験を交えながらお話しします。

1.香りが記憶を呼び起こす理由

私たちの脳の中で、香りの情報は「嗅覚」を通してまず“嗅球”に伝わり、そこから「海馬」や「扁桃体」といった、感情や記憶を司る部分に直接届きます。つまり、香りは思考を通さず、ダイレクトに感情と結びつくのですね。

そのため、「懐かしい」「心地いい」「少し切ない」などの感情が、香りとともに強くよみがえるという現象が起こることがあります。

雨上がりのにおいに胸がきゅっとなるような感覚、子どものころに嗅いだシャンプーや洗剤の香りに安心する感覚――それはすべて、あなたの心に刻まれた“香りの記憶”なのです。

2.香りは「心のスイッチ」になる

香りによって思い出される記憶は、必ずしも過去の出来事だけではありません。それは「そのときの感情」や「体の感覚」までも呼び起こします。

たとえば、ラベンダーの香りをかぐと深く呼吸ができたり、レモンの香りで気分がシャキッとしたり――それは脳が「この香りを感じたときはリラックスしていた」「集中していた」と覚えているから。

香りを使うことは、言葉で説明できない“心のスイッチ”を押すようなものです。心が疲れたときや、不安なときこそ、香りの力を借りて、自分の中に眠る穏やかな感情を呼び覚ましてみるのもおすすめです。

3.私にとっての「香りの記憶」

私自身、パニックや不安で心が落ち着かなかった時期、オレンジやマンダリン、やさしい花の香りに何度も救われてきました。

その香りをかぐと、胸の奥がふっとゆるむのを感じ、少しずつ、短い時間で落ち着きを取り戻せるようになっていきました。アロマを通して、私の心の中に“安心できる記憶”が育っていったのだと思います。

ただの香りが、「大丈夫」という感覚をそっと思い出させてくれる――そんな小さな奇跡を、私は何度も経験してきました。

今でも、香りは私にとって“心の支え”です。そして、カウンセリングやトリートメントを通して、その穏やかな力を、必要としている方々にもお伝えしています。

4.アロマカウンセリングでの香りの活かし方

アロマトリートメントの様子です

カウンセリングRayでは、お客様の“ホッとする香り”や“好きな香り”を丁寧に伺い、アロマスプレーやアロマトリートメントを行っています。

香りは、その日の気分や体調によっても感じ方が変わります。たとえば、心を落ち着けたいときにはラベンダーやフランキンセンス、前向きになりたいときにはベルガモットやオレンジなど、その人に合った香りを一緒に見つけていきます。

3種類ほどの精油を配合し、香りの強さや揮発速度を計算しながらブレンドすることで、バランスの良い香りを作ることができます。これは、まるで“香りの調和”を形にするような作業です。それぞれの香りが調和した瞬間、心にすっと広がる安らぎが生まれます。

5.「あなたのための香り」を持ち帰るということ

アロマカウンセリングでは、その方の心に寄り添う香りを「お守りのように持ち帰れる」形でお渡ししています。ブレンドスプレーをお作りしたり、トリートメントオイルとして使用したり――。

香りを手に取った瞬間、「あの安心した気持ち」や「穏やかな時間」が再びよみがえるように、香りが“心のアンカー”のような役割を果たしてくれるのです。

疲れたときにスプレーをひと吹き。深呼吸とともにその香りを感じるだけで、少し前向きな気持ちを取り戻せることもあります。

6.日常の中に「香りの記憶」を育てていく

香りの力を感じるのに、特別な時間や空間は必要ありません。朝の支度の前にお気に入りの香りをかぐ、夜眠る前にやさしい香りで深呼吸をする――そんな日常のひとこまが、少しずつ“心の落ち着く記憶”を積み重ねていきます。

「疲れたときにこの香りをかぐと、落ち着く」「この香りを感じると、気持ちを切り替えられる」そうした自分なりの“香りのスイッチ”を育てていくことが、忙しい日々の中で心を守る大きな助けになるのではないでしょうか。

このように、アロマオイルの香りは、日常の中で心を整える小さなきっかけになることがあります。

好きな香りを見つけることで、気持ちが落ち着いたり、自分を大切にする時間を持つことにつながることもあります。

7.香りが導く「今この瞬間」

香りは過去の記憶を呼び起こすだけでなく、「今、この瞬間」に心を戻してくれる力も持っています。

未来のことを考えて不安になったり、過去を思い出して後悔したりすることは、誰にでもあります。でも、香りを感じているとき――私たちは“今ここ”に意識を向けています。

香りを通して呼吸を整え、心を落ち着かせることは、マインドフルネス(今に気づく)そのもの。アロマは、言葉では届かない心の深い部分を、やさしく整えてくれるのです。

8.香りは、あなたの記憶を優しくつなぐ

香りは、目に見えないけれど、確かに心に残ります。それはまるで、思い出のアルバムのように、あなたの中に静かに存在しています。

アロマを通して、自分を思い出す時間。香りを通して、安心を取り戻す瞬間。それは、忙しい毎日の中でもできる小さなセルフケアです。

もし、最近ちょっと疲れているなと感じたら、ぜひ好きな香りを手に取ってみてください。香りが、あなたの中にある“優しい記憶”をそっと呼び覚まし、心をやわらかく包んでくれるはずです。

あなたにとっての「大丈夫」を思い出させてくれる香り――その一滴が、日々を少しやわらかくしてくれることを願っています。

 

おわりに

香りは、過去と今をやさしくつなぐ「心の記憶」。アロマを生活に取り入れることは、忙しい日々の中で、自分を大切にするひとつの方法です。

今日のあなたが感じた香りは、明日のあなたを癒す記憶になるかもしれませんね。

函館カウンセリングRayでは、心理カウンセリングとともに、アロマを取り入れたリラクゼーションも行っています。

心が少し疲れているとき、自分を整える時間として思い出していただけたら嬉しく思います。


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函館カウンセリングRayは、心と身体のバランスを大切にする女性専用の心理カウンセリングルームです。

人間関係や生きづらさの悩みをはじめ、対話による心理カウンセリング、アートやカラーを用いたアートとカラーのカウンセリング、アロマの香りを活かしたアロマカウンセリングなど、多角的に心身をサポートしています。

誰にも話せず抱えてきた思いや、言葉にならない心の声にそっと寄り添い、安心して気持ちを話せる「心の休憩所」でありたいと願っています。

パニックや不安感からの心身の症状で悩んだ経験をもつカウンセラーが、あなたのペースを大切にしながら、自分らしさを取り戻し、前向きな一歩へとつながる時間をサポートします。

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